霞ヶ浦 ~ 覚醒・・・ ~

XVI

2006年09月30日 00:00

のっけから夕日の写真には訳があった・・・

6時過ぎ、霞ヶ浦の畔に立つ。
風もなく霞らしい水色で良い雰囲気・・・
かと思ったが、何故か魚の気配が感じられない。

???

今日のメンバーはべにいもと8works。
3人揃って黙々とキャストを続けるがバイトすらない状況が続く。
しかし、この沈黙を最初に破ったのがべにいも。
それからも沈黙は続き、パイロットとして最近使っていたスピナーをちょっといぢって投げていたが、かかるのは霞でも見た事がないようなコバッチー。
しかもパイロット用にバーブレスのシングルフックに替えていたのでオートリリース。
更にそれらスピナーを二つもロストして午前は終了した。

昼飯を喰って、店の外に出ると何ともメルヘンチックなカワイコチャンに遭遇。
さて、現場に戻り「どうしたものか・・・」と途方に暮れている。
考えてもわからなかったのでスピナーベイトをセオリー通り投げ始める。
8worksは持ち前のインスピレーションでちょっと大きめのクランクをキャストし始める・・・

スプラッシュ!

8worksのロッドがキレイなカーブを描いている。
しかも腕の筋肉の浮き出方を見ると相当強そうだ。

よく画で描かれるブラックバスは、ちょっと寸詰まりで体高が高く、迫力がある魚が描かれているが、まさしく・・・

さて、これで釣れていないのは俺だけだ。
何故釣れないんだ?

解らない・・・

べにいもも8worksもしっかり捕っている。
だから魚はいるらしい。
でも、釣れない・・・
何故だろう・・・?

長年ホームにしてきた霞では、いつも・・・
「このポイントだろう・・・」とか、
「ここでは、このルアーだろう・・・」とか、
「こんなアクションだろう・・・」
等と、インスピレーションで捕ってきた。

これはメンバーも認めてくれている感覚事なのだが、今日はそれが全く働かない。
取り乱しそうになるくらい、何をどうしていいか解らない。
そうこうしている内に日も傾き始めている。

そろそろ、本日のシメにかからなければならない時間になってきた。
しかし、いつもは野に放った犬のように現場を駆け回っているが、あれこれやって疲れてしまい、車に入って休んでいたりした。

しかし、ここで覚醒!

クランクをキレイに並んだ杭に沿ってトレースして行くと、根かかりと思えるような重量級のバイト!
上がってきた魚は、先ほどの魚と比べても全く遜色のないナイスフィッシュ!

またクランクだ・・・
先程に続いて、とてもいい魚だ・・・
そう・・・先程に続いて・・・

覚醒したのは・・・8worksだ!

カッコイイ・・・
男らしい・・・
羨ましい・・・

そして現実逃避して夕日の写真ばかり捕っているダメ男の自分がいた・・・orz


後記:
8worksと一緒に霞に行くようになって今日で3回目。
彼は今まで3回の経験を着実に蓄積して本日結果を出した。
流石である。

本人は当然喜んでいたが、自分も嬉しい。
霞に誘って良かった。
次回も一緒に行こう。

次こそは・・・

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